Xを活用する
Registered Parameter Numberの略。
MIDI規格で機能が定義されている拡張パラメータ。
使用に当たってはRPN(X100,X101順番はどちらからでもよい)を送信し制御するパラメータを指定します。その後、データエントリ(X6,X38)で指定パラメータの値を指定します。いったんRPNのパラメータが指定されるとその後、同一メンバーで受信するデータエントリーはすべてそのパラメータに対する値の変更を見なされます。誤作動を防止するために必要なパラメータとその値の設定が終わったら、RPNヌルを設定することが推奨されています。
RPNヌルとは†
X100=127
X101=127
主なRPN†
RPN | Data entry | 解説 |
MSB | LSB | MSB | LSB |
00 | 00 | mm | -- | ピッチベンドセンシティビティ mm:0-24,Muse初期設定値 = 24(2オクターブ) LSBは無視します。 なお、この値を変更した場合Uでの指定幅が狂います。 |
00 | 01 | mm | ll | マスターファインチューニング mm,ll: 00,00 - 64 00 - 127 127 (-100 - 0 - +99.99セント) 初期設定値 = 64 00 (+/- 0セント)
|
00 | 02 | mm | -- | マスターコースチューニング mm:40 - 64 - 88 (-24 - 0 - +24半音) LSBは無視します。この機能に関してはTを使えばいいのではと思います。 |
00 | 05 | mm | ll | モジュレーションデプスレンジ mm: 0 - 4 (0 - 4半音) ll:0 - 127 (0 - 100セント) 100/128セント/値 |
- ※ 1セント
- = 1/100半音(平均律)
記述例†
X101=0
X100=0
X6=2
X38=0
X100=127
X101=127
LSB側は何を設定してもよいですが、例では0を設定しておきました。
RPNの設定後は必ずRPNヌルを設定します。
別途効果させたいメンバーのメンバー宣言を行ってください。
- モジュレーションデプスレンジを4半音に設定します。
X101=5
X100=0
X6=4
X38=0
X100=127
X101=127