[[Q&Aコーナー]]

*Windows10にてS-YXG50を使う方法 [#td46a52b]
正しい手順なのかわからないのですが、なんか上手くいってるようなので記しておきます。~
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現在、ググってみるとWin7(x64)でXG音源を鳴らす手順が公開されていますが、自分も試してる中で「もしかしたら…」と思い、見よう見まねでやってみました。~
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公開されている手順はいずれもYAMAHAの「MidRadio Player」の音源を利用するやり方です。~
「MidRadio Player」にはv6とv7があるのですが、音質的に勝っているv6を利用する手順を踏みました。~
⇒先人の労をたたえ、こちらでは詳細は割愛します。決して難しい手順ではないので「Windows7 XG音源」でググってみてください。~
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手順では、「MidRadio Player」(v6)をインストールして作成されるファイルのうち、「SGP.DLL」「sgpbinp1.tbl」「sgpdatp0.tbl」の3つを流用するのですが、S-YXG50で使用しているファイル「sxgbin41.tbl」「Sxgwave4.tbl」がもしかしたら流用(置換)できるんじゃないか?と思いまして…~
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<S-YXG50>~
・sxgbin41.tbl(145,014 バイト)~
・Sxgwave4.tbl(4,299,476 バイト) ←ファイル名からして音源データと判断~
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<MidRadio Player>~
・sgpbinp1.tbl(145,158 バイト) ←ファイル名とサイズが「sxgbin41.tbl」に似てる〜と思った。~
・sgpdatp0.tbl(2,092,994 バイト) ←サイズ的に音源データと判断~
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並べるとわかりますが、必要なファイル構成が似てます。~
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で、「sgpbinp1.tbl」のバイナリダンプを見てみたところ、データの先頭部分で「sgpdatp0.tbl」をリンクさせてると思しき文字列が見え、もしやと思い「sxgbin41.tbl」を見てみると、同じように「Sxgwave4.tbl」をリンクさせてるように見えました。~
⇒「コレはいけるかも…」と。~
-「sgpbinp1.tbl」
#ref(win10-xg_1.png);
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-「sxgbin41.tbl」
#ref(win10-xg_8.png);
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ただ、手順では「SGP.DLL」(このファイルがVSTのPluginになります)にパッチをあてる前提でしたので「sgpbinp1.tbl」のファイル名は変えられないと判断、~
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1.「sgpbinp1.tbl」を削除する。~
2.「sxgbin41.tbl」をコピーして「sgpbinp1.tbl」にリネームする。~
3.「Sxgwave4.tbl」をコピーする。~
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という手順を加えて対応したところ、ちゃんとMuseの音源に組み込まれてS-YXG50の音を鳴らせるようになりました。~
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「MidRadio Player」v6はS-YXG50相当の音源だそうですが、いわゆる「2MB版」のようです(サイズ的に)ので、本対応によってS-YXG50の「4MB版」に差し替えることができたと言えます。~
ただ、S-YXG50の最大発音数が「128」であるのに対して「MidRadio Player」のそれは「32」。この差が解消されているのかどうなのかはわからないです…~
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「MidRadio Player」の音源がloopMIDI+SAVIHost経由等で利用できるようになった前提での追加手順です。(上記1.〜3.だけやっても使えませんので念のため)~
⇒MIDIYoke+VSTHostの場合も同様にできるはずです。なお、こちらも先人の労をたたえ、詳細な手順は記載せずにおきます。(ググれば見つかります)~
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参考までに、適用環境のOSはWin10Pro(x64)で、loopMIDIとSAVIHost(こちらはx86)で対応してます。~
あと、「MidRadio Player」がv6なので、パッチはSGPVSTi-1.0.0.26.zipを適用してます。~
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ちなみに、SAVIHostの場合は、Pluginとして使用するファイルと同じフォルダに同じ名前で実行ファイルを配置すると自動的にPluginをロードするとのことでしたので、分かり易くするために実行ファイル名を「SYXG50.exe」、Plugin用にパッチした「SPG.DLL」を「SYXG50.DLL」とリネームしています。~
ちなみに、SAVIHostの場合は、Pluginとして使用するファイルと同じフォルダに同じ名前で実行ファイルを配置すると自動的にPluginをロードするとのことでしたので、分かり易くするために実行ファイル名を「SYXG50.exe」、Plugin用にパッチした「SGP.DLL」を「SYXG50.DLL」とリネームしています。~
⇒「SYXG50.exe」(SAVIHostの実行ファイル)のショートカットをスタートアップに登録するのを忘れないように。~
 (実行時の大きさは「最小化」となるようプロパティをいじってください)~
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-S-YXG50音源に必要なファイルの一覧(「SPG.DLL」は分かり易いようにファイル名を「SYXG50.DLL」に変更)
-S-YXG50音源に必要なファイルの一覧(「SGP.DLL」は分かり易いようにファイル名を「SYXG50.DLL」に変更)
#ref(win10-xg_9.png);
   (実質、「SPG.DLL」が取り出せればよいので、専用のフォルダを用意して環境を整えたら、元の「MidRadio Player」はアンインストールしてしまっても問題ありません)~
   (実質、「SGP.DLL」が取り出せればよいので、専用のフォルダを用意して環境を整えたら、元の「MidRadio Player」はアンインストールしてしまっても問題ありません)~
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-loopMIDI
#ref(win10-xg_6.png);
   (ポート作成時に好きな名前を指定できますので分かり易い名前で)~
~
-SAVIHost(ファイル名を「SYXG50.exe」に変更、一連のファイルと同じフォルダに配置)
#ref(win10-xg_11.png);
   (loopMIDIで作成したポートを指定し、「SPG.DLL」改め「SYXG50.DLL」のPluginから「Sxgwave4.tbl」を使用します)~
   (loopMIDIで作成したポートを指定し、「SGP.DLL」改め「SYXG50.DLL」のPluginから「Sxgwave4.tbl」を使用します)~
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-Muse
#ref(win10-xg_5.png);
   (loopMIDIで作成したポートが表示されます)~
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-スタートアップ
#ref(win10-xg_10.png);
~
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試しに「MidRadio Player」のv7で同じようなことができないか試そうとしたのですが、パッと見で「*.tbl」の構成が異なるのでムリっぽいです。~
#ref(win10-xg_3.png);
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よろしければ試してみてくださいまし。~


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