2019/ 9/28更新
楽団編成ファイル† sfmファイルのこと。 概要† 楽団編成ファイルの中身はテキストファイルである。(メモ帳で作成できる。) 楽団編成ファイルでできること† お手持ちのsfz、sf2(サウンドフォント、以下sf2と記述)から、特定の楽器を楽器番号に割り当てることが可能です。 つくりかた†前準備† メモ帳などでテキストファイルを[新規作成]します。 これで、楽団編成ファイルの作成準備ができました。 そして、中身を書いていきます。 楽団編成ファイルの記述内容†内容は、行単位にサウンドフォント(*.sf2または*.sfz)を列挙します。末尾に半角縦棒(|)と楽器番号を添え、続けてスラッシュ(/)でバリエーション番号を指定することもできます。これらを指定しない場合は、全楽器の全バリエーションを指定したことになります。楽器番号のみを指定した場合は、標準バリエーション(/0)を指定したことになります。なお、アスタリスク(*)を記述すると、そこから行末までをコメント化できます。 a340.sf2 | 1 * ピアノ(標準) a340.sf2 | 22 /8 * アコーディオン(バリエーション8) a340.sf2 | 41 * バイオリン(標準) FluidR3 GM.sf2 | 20 * 教会オルガン(標準) FluidR3 GM.sf2 | 26 /16 * スチールギター(バリエーション16) SGM-V2.01.sf2 * 残りすべての楽器とバリエーション 採用される音色は、先に記述した行の指定が優先されます。最初の行のサウンドフォントがまずロードされ、楽器の音色に抜けがある場合に、次の行のサウンドフォントの楽器音色が採用されます。以降、抜けている音色やバリエーションを埋めるように、順次ロードされていきます。 (注)楽器番号やバリエーション番号の指定記述をしたにもかかわらず、その番号の音色がサウンドフォントに存在しない場合は、ロードエラーとなります。 番号の付け替え†サウンドフォントによっては、楽器番号やバリエーション番号が標準的な音源と異なる場合があります。そのような場合に、番号を付替えながらロードすることが可能です。書式は、小なり記号(<)を挟んで、割付先と採用音色を指定します。 (割付先) (サウンドフォント側の採用音色) FluidR3 GM.sf2 | 22/16 < 73/8 ドラムの扱い†<ドラムの扱い> サウンドフォントのドラムは、バリエーション番号128が割当てられています。 個々の音色は音程で制御するため、楽団編成ファイルで個別に指定することはで きません。しかしドラムセットは楽器番号で指定できるため、ドラムセット単位 でロード制御することは可能です。なおsfzを利用する場合は、sfz自体が単純な テキストファイルなので、そのパラメータを書き換えることで、音程割付も含め てきめ細かく指定できます。 『Readme.txt』より抜粋 これに従って、例えばドラムセットClassic(P49)を割当てる場合、 SGM-V2.01.sf2 | 49/128 例えばドラムセットRock(P17)を割当てる場合、 SGM-V2.01.sf2 | 17/128 と、記述します。 注意点: 完成イメージ図の例† 完成イメージ図があったほうがよりわかりやすいかなと思いました。
図1をご覧ください。楽器番号P55、P54、P53にそれぞれMuseLoid歌手を指定しています。 オルフェウス楽団.sfmを起点として上図のようなフォルダ構成の時の記述です。
行中の*記号の後の記述は、コメントとみなされます。
こちらも一例です。 |